こんばんは、亡霊です。
子供の頃からマンガが好きなんですが、特に歴史マンガが好きなんです。
最近の一押しをご紹介しますね。
大窪晶与さんの『ヴラド・ドラクラ』です！
ヴラド・ドラクラって？
ヴラド3世（1431年‐1476年）。ワラキア公国の君主であった実在の人物。
吸血鬼ドラキュラのモデルとなった人。
大国ハンガリーとオスマントルコ帝国の間にあるワラキアの君主となり、
特にオスマン帝国と激しく戦ったことで有名。
時代背景、あらすじ
ヴラドの国、ワラキアは、現在のルーマニア南部にありました。
南にはドナウ川が流れており、その南は現在のブルガリアです。
当時（15世紀前半。日本だと応仁の乱の前くらいでしょうか。）、
ワラキアの北、西には大国ハンガリー、東、南にはオスマントルコ帝国があり、
ワラキアは両国の間で揺れ動いてきました。
ブラドの父、ブラド2世と兄も混乱の中で暗殺されてしまいます。
その後、紆余曲折の末ワラキア公となったヴラド。
まずは国内の掌握を目指すこととなりますが・・・
登場人物
ワラキア公国
ヴラド・ドラクラ（ヴラド3世）
ワラキアの若き君主。国内を掌握し、オスマントルコ帝国に対抗しようとする。
アルブ
ワラキアの大貴族。国内掌握を目指すヴラドの前に立ちはだかる難敵！
ストイカ
ヴラドの腹心の一人。
リナルト
ヴラドの腹心の一人。
チェルニク
ブラドの側近。強い！
ハンガリー
マーチャーシュ1世
オスマンと戦って英雄となったフニャディ・ヤーノシュの子。
ハンガリー国王となる。
オスマントルコ帝国
メフメト2世
オスマントルコ帝国皇帝。実はヴラドとは幼いころからの知り合い。
要衝であり、難攻不落と言われていたコンスタンティノープルを落とし、
次にワラキア侵攻を計画する。
その他
シュテファン
ヴラドのいとこ、親友。後にワラキアの隣国、モルダヴィア公となる。
見どころ
普段冷静沈着なヴラドだが・・・
普段は寡黙な優男といった感じの主人公・ヴラドですが、仲間がやられたりすると一気に豹変！
串刺し公の異名にふさわしく、ブチ切れます！ブチ切れると・・・
ワラキア軍決死の攻撃！
2021年の11月にコミックの5巻がでました！
この中で、ワラキア軍がオスマン軍決死の夜襲を敢行するのですが、その場面鳥肌！
優勢なオスマン軍に対し、ひそかに作戦をたてて突っ込むワラキア！特にチュルニク！
果たして夜襲は成功するのでしょうか？
感想
ゆったりとした連載ペースで丁寧に書かれている感じがしました。
味方だけでなく、敵方も魅力十分！
コミックス5巻の後半からの新展開にも注目しています。
歴史マンガが好きな方！、東ヨーロッパの歴史に興味がある方におススメです！！
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